●諏訪の時計、ムーンシャイナー「二式航空時計」
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●信州”SUWA”発、少量生産による高級機械式腕時計。 |
日本の時計発祥の地「諏訪」で開発された手作り時計です。各分野の技術者、時計職人により大変丁寧に製作されています。高い完成度と他にないオリジナル性。まさに今選ぶべき、推奨日本製メカニカルウォッチです。 |
Spirits of Moon Shiner |
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"SUWA" Brand Original |
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●日本の軍用時計について: |
大戦中、軍需品(兵器部品)の製造を余儀なくされた国内の時計工場では、本業の一般時計製造を一時減産せざるを得なかった。旧日本軍の要請により開発された数種の軍用時計は、当時のスイス、ドイツ、アメリカに勝るとも劣らぬ性能と機能を持ち、国産時計製造史を語る上で欠かすことのできない傑作も存在した。当時の生産高(軍需品の)等の資料、書類の類は残念ながら焼失してしまったものが多いようで、酷使と戦災に耐えた貴重な現物が、いまだに時を刻みながら僅かに残されているのみだ。 |
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●二式航空時計 |
#2の開発番号が語るとおり、ムーンシャイナーのプロジェクト立ち上げ当初から構想にあったもので、数年前に旧日本陸軍の飛行時計を入手した諏訪の製造担当者がその機能と視認性のよさ、デザインに触発され今回漸く完成となった腕時計です。 |
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D&T Original |
ムーブメントには懐中時計等に使用される大型の手巻き式名機:D&T/ETA/UNITUS6498を採用。複製品とならず、あくまでオリジナルであることを目指したデザインです。腕に心地よい存在感、他に類を見ない素材仕様など、製作者の思いと使用する楽しみの詰まった美しい腕時計です。 |
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●左はD&T/UNITUS手巻きムーブメント |
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●二式航空時計 |
航空時計というのは海軍の呼び方。色は、諏訪湖を今にも飛び立とうとする二式飛行艇。藍墨茶をベースに熨斗目花(のしめはな)色を使用。日が落ちた後の穏やかな海のイメージ。文字板と裏蓋内部には厚僅か0.5mmの最高性能パーマロイ(耐磁素材)を使用しています。この機種のためにオリジナル製作されたリューズ。ケース本体素材には耐食・耐熱性/耐応力腐食割れ性を高めた高品位ステンレス/SUS316Lを使用。本体裏側、ベルト留めの青いシャフトは航空機素材。鉄と同等強度のアルミ素材です。ポリッシュ/DLC
各機種40本の少量生産。 |
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●美しいステン硬化ポリッシュ仕上げ |
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品名: |
二式航空時計/ポリッシュ |
品番: |
#2-POLISH |
価格: |
160,000円(税込) |
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※ケース径:46.2mm |
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精悍なブラックケース。チタンの倍の硬度を持ちキズのつき難いDLCコート採用。 |
※DLC:Diamond Like Carbon
硬質で磨耗に強い炭素皮膜。ハードディスクの表面、剃刀の刃軽金属切削加工用工具などに使用されている。 |
※ケース径:46.2mm |
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品名: |
二式航空時計/DLC |
品番: |
#2-DLC |
価格: |
181,000円(税込) |
Sorry! SOLD/品切れ |
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#2DLC/Side View |
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<SOMES>
1年、2年の使用を経て漸くその持ち味のわかる国内屈指の馬具メーカーの手による特注バンドとベルト留め強化アルミ製青シャフト。 |
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ムーブメント:D&T/ETA/UNITUS6498/SWISS製/手巻:17石・18800B/H:大型で耐久性に優れた5ビート(1秒間に5振動)のロービートの名機。汎用性高くアフターも万全。堅牢で安定感の高いムーブメント。 |
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真空・ガス置換チャンバー:内部の空気を抜き真空状態にしてからアルゴンガス封入/ムーブメント内部の金属表面や油脂類から酸素と水分を極力排除する。出荷時のベストな状態を長期間保持 |
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リューズ:操作性を第一に大型を新たに製造。腕に着けたまま操作可。手の甲に当たらないよう2時方向に配置 |
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本体:SUS316L高品位ステンレススチール(仕上:ポリッシュとDLC) |
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ガラス:キズつきにくいカーブサファイヤガラス |
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パッキン:大型のため新たに型を起こしたフッ素系ゴム&フッ素系グリス。長年変質無く安心・5気圧防水 |
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本体サイズ(横×縦×厚):46.2×50.9×11.3mm. |
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ストラップ:SOMES SADDLE/厚手カーフステッチ入りオリジナル
※NATO軍用ナイロン素材使用のオリジナルスペアバンド付き |
●二式航空時計についてもっと詳しく |
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この機種のために特別に製作された北海道産ブナ無垢材の手作りケース。保護用手漉き和紙。 |
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ギフト包装(無料)、その他
お気軽にお申し付け下さい! |
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●「二式航空時計」について・・・製作スタフ談 |
二式航空は、#2の開発番号を持つ時計で、ムーンシヤイナー開発初期の段階から構想はありました。旧日本陸軍で使われていた飛行時計を入手したのをきっかけに国産の軍用時計について調べ出し、当時のスイス、ドイツ、アメリカ製に劣らぬ視認性と機能を持つ時計に興味を持ちました。二式航空は試作品完成が遅れました。 |
1. |
一番遅れた理由は耐磁文字盤の加工です。最高性能のパーマロイ材を探すのも含め難儀しました。現在、文字盤自体と裏蓋内に0.5ミリの パーマロイを使っていますが、加工性が悪く歩留まりは悪いです。同じ厚みの磁性鉄材に比べ、ほぼ1/10で同じ性能を持っています。大抵の 耐磁時計は、ケース自体をフェライト系のステンレスにしたり、内部に純鉄ケースを持っています。その方が楽ですが、他に無い物にしたかったのです。 |
2. |
ケースもビス止め構造では47ミリ径が限界だと言われましたが、大きなユニタス・ムーブを直径45ミリ以下に収める為に再設計したり大変でした。ステンレスから削り出しているリューズもオリジナルで新たに作り直しました。裏蓋のOリングもフッ素系では合う物が無く、新しく型を起こしました。 |
3. |
DLC(ダイヤモンドライクカーボン)硬質カーボン皮膜はセラミックより硬く、シチズン社で出していますが母材が変形すると剥がれてしまう為、あまり必要性は無いかも知れませんが、我々は一手間掛けてステンレス表面の硬化処理をします。 |
4. |
中の和紙ですが、オリジナルの航空時計では防湿で油紙に包まれていました。現在では良い物が無いのと、油が変質してしまう心配が有ります。そこで、時計自体は出荷時に5気圧の防水試験をして防湿性に問題がないので手揉みの和紙にしました。これは越前和紙の人間国宝、岩野市兵衛氏の手作りで、強度アップにコンニヤクを塗り手で揉んで作っています。裁断と印を押すのも人力です。 |
5. |
外箱は北海道産のブナ材の無垢を使用したオリジナルでシリアルが打って有ります。一生使って後に残せる箱にしたかったのです。蓋の端にある凹みを押して開けます。 |
6. |
時計のデザインは、余り意味の無い小秒針を三枚プロペラで動作チェックに割り切り、実際の飛行艇は四枚ですが、三枚の方がバランスが良いのと1分計測か直ぐ出来ます。航空時計は海軍の呼び方なので、色は藍墨茶をベースに竪斗目花色を使い、目が落ちた後の海をイメージしました。ムーンシャイナーらしく夜間飛行です。夜光は、印刷を二回しています。 |
7. |
ベルトを止めてある青いシャフトは航空機用の材料で鉄と同じ強度を持つアルミ合金です。特殊な材料らしく適当な太さが無く、結局10ミリの丸棒から削り出しています。本体より切粉の方が多い有様です。 |
8. |
文字盤のグラフィックは、丸、三角、四角の三つ。最初はロゴや名前も入れないか、朱赤の目立だない物にしようかと思ったのですがバリバリの軍用品では無く余りにも殺伐とするので、白にしました。 |
9. |
バンドは、馬具で有名な北海道ソメスサドル社製です。1~2年の使用を経て持ち味を発揮します。競走馬にも使われる規格で、無骨な金具も馬具用そのままです。スペアのナイロンストラップもイギリスから来た本物のNATO軍用です。 |
10. |
裏蓋の刻印はベルトで見えなくなります。裏側は余計な表示を外に出さない為です。 |
11. |
構想当時は、大型ムーブが手に入らずお蔵入りになっていました。小さな機械を入れて外形だけ大きくした時計は絶対作りたく無かったので、機械供給が実現して、やっと試作スタート出来ました。試作は、ポリッシュ、チタンコート各々3本ずつを製作。製品はポリッシュ・DLCそれぞれ40本製作。 |
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構想3年、かつて「東洋のスイス」と呼ばれ、世界にその名を轟かせた信州“SUWA”の時計産業復興を願い5人の技術者が立ち上がりました。安価で永く実用に耐え得る良品を…。今できる最高の技術を集結してムーンシャイナーは完成しました。 |
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