◇賢いダイヤモンドの選び方◇ダイヤモンドストーリー

DIAMOND STORY
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DIAMOND(ダイヤモンド)
Diamond<ダイヤモンド>
ダイヤモンドという言葉はギリシャ語のアダマス(”征服されざる”の意)が語源です。
熟練したカッターにより丁寧に研磨されたダイヤモンドの表面はAdamantine Luster(何者にも犯されざる輝き)
といわれ、自然界でもっとも硬く変質しがたいこの宝石の性格をよく表しています。
宝石がいつの時代でも価値あるものであるために、備えていなくてはならない事柄をわかりやすくいうと
◆Beauty「美しさ」
◆Rarity「希少性」
◆Durability「普遍性」・・・ “価値の持続” 輝きや形や色がいつまでも変わらないということ。
◆Portability「携帯性」・・・ “価値の集約” 身に着ける事が容易で移動が簡単。たとえば災害や社会変動によってお金の値打ちが
なくなってしまった場合でも遠くに持っていけて、お金と同等の価値を持つということ。
などが挙げられます。
ダイヤモンドはこれらの要素をすべて兼ね備えたまさに王様と呼ぶにふさわしい宝石で、大昔から常に人々を魅了し続けてきました。
インドではすでに紀元前800年という時代からお守りとして尊ばれていました。
ダイヤモンドの品質をよりわかりやすく説明するための基準として「4C」という言葉がごく一般的に使われています。
近年どちらの宝石店に立ち寄っても、多かれ少なかれ店頭販売員から説明がされているので、
たぶんよくご存知のお客様も多いかと思います。
ダイヤモンドの「4C」基準は、もともとジュエラーがダイヤモンドを取引する上で、
より明解で情報交換もしやすいといった観点から
GIA(Gemological Institute of America 米国宝石学会)によって考案されました。
一般にも広く知られ、今では選別上の世界基準といっていいものです。
ブライダルダイヤモンドという習慣をマーケティングにより日本に根付かせたデビアス社(ダイヤモンドの市場価格を
コントロールしているといわれた世界最大のシンジケート)が、はじめに「4C」による販売促進ツールをつくりました。
「4C」というひとつのダイヤモンドの見方は、学歴至上がうたわれ右肩上がりの景気を謳歌していた頃の国内マーケットに
またたくまに浸透していきました。
価格基準の把握がしやすくなってダイヤモンドを知らないお客様にも説明がとてもわかりやすくなりました。
ところが、これが世界的にも特異な我国のダイヤモンドの歪曲マーケットを助長する一因となりました。
「4C」のこまかな説明は後にしますが、Dカラー・インターナリーフローレスを頂点にあとは減点評価されていくという
グレーディングスケール(等級のモノサシ)だけの見方が先行しすぎてしまい
現物の個性や美的な長所が置いてけぼりになってしまったのです。
「美しさ」という本来深さがあって万人に共通する価値判断tと、グレーディング/記号化とを混同してしまったために
等級のモノサシという平べったいステージにすっかり話題が移ってしまったのです。
「4C」はあくまでダイヤモンドを選別するための目安、いわばツールにすぎないのに、
いつのまにか「美しさ」を定義する主役になってきてしまいました。
そんなところから、ごく限られた特定の商材を中心に買い漁ってきた日本のダイヤモンドマーケットは
世界で30%以上のシェアを誇っているといっても海外のジュエラーからはとても軽んぜられているというのが実情のようです。
もちろん大手の販売施策をうのみにしてきた、お粗末なわれわれの業界自体にもおおいに問題があったわけです。
De Beers/1999年後半になってデビアスは新たな販売施策を公表しました。
まずは販売員に向けて「4C」が「美しさ」の基準となりえない、ということをはっきりと打ち出しました。
10億年という気の遠くなるような長い年月をかけて自然に育まれ、私たちに「普遍」や「美しさ」という夢を与えてくれるダイヤモンドの一粒を
自らの目で確かめ、選ぶ、というシンプルな結論です。
それぞれのダイヤモンドの持つ個性を「美しさ」という人間的な基準でとらえることが大切です。
ダイヤモンドのカッティングプロセス ダイヤモンドのカッティングプロセス ダイヤモンドのカッティングプロセス 15世紀の婚約指輪
■Carat(重さ) 1カラットは約0.2g。もともとお豆ひとつの重さの単位からきています。 ダイヤモンドのカッティングプロセス
■Clarity(透明度) 研磨されたひとつのダイヤモンドに含まれる結晶のヒズミや含有物といった
個々のダイヤモンドそのものがもっている先天的な性格のほかに研磨跡などの後天的なものを含め、
輝きに影響があると思われるポイントを抽出して等級を約10段階で表示します。
■Color(色) 一般に蒸留水にたとえられる無色透明、ピュアなダイヤモンドにはまったく色がありません。
光の反射によるプリズムのような色の変化(自然光と人口光では変化の仕方が異なります)ではなく、
ここでは自然が生み出したダイヤモンドという石そのものがもともともっている色のことについて
評価がなされます。意外なことにダイヤモンドにはさまざまな色をもつものがあります。
ブルーやピンク、グリーンなど産出量としてはごく少量ですが
その希少性から無色のものよりずっと高値で取引されているものもあります。
国内では比較的敬遠されがちのイエローやブラウン系のダイヤモンドでも、
透明度が高く発色の美しいものには無色のものと変わらない値打ちがあります。
色の等級は無色透明のDからZまで23段階で表示され、順次なにがしかの色を帯びてゆきます。
■Cut(形づけと研磨) 「4C」の中で唯一、ヒトによって左右され得べき基準。
原石の形を整え、研磨し、ヒトが手を加えないことにはダイヤモンドもキラキラとは輝かない。
形づけと研磨の仕上りの良し悪しを見きわめます。ダイヤモンドの輝きを左右するとても大切な要素です。
Apr/2002
GIA G.G.内山晴之
※GIAは1931年、宝石業界の社会的信用確立と教育のために設立されたアメリカのNPO(非営利組織)です。
G.G.(Graduate Gemologist)はGIAの教育課程を修了しディプロマを取得した者に与えられる称号。内山は1979年アメリカ本国にて取得。



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